肉食

 自転車事故の大けがで私はそれまで実践していた食事を見直すしかありませんでした。
《 肉を控え、胚芽米を食べ、植物油をたっぷり摂り、天然酵母のパンを手作りして常食する》と言った食生活を見直さざるをえなくなったのです。
骨密度が下がり、歯が弱くなり、運動が次第にできにくくなり、身体が弱ってきているのを認めるしかなかったからです。

まず、肉食についてです。還暦を超えた私が第二の人生に向けて、肉を控えるかそれとも、むしろ肉を重点的に摂取するかは重要な分岐点になります。
一般にはどのようなことになっているのでしょうか?
戦前までは日本人は50才くらいまでは非常に元気に生きていけるけれども、脳の血管障害のために長くは生きられなかった。コレステロールの不足で脳血管が弱く脳出血を起こしやすかった。それが戦後肉食が普及してコレステロールが補給されることになり、脳の血管障害が減った。このことが日本人の寿命を大幅に伸ばすことにつながった。(これは医学界などでも通説の様です)

糖質制限食を主導するある医者が「人類は肉食によって脳を発達させてきた。三食とも、肉のしゃぶしゃぶで良いくらいだ!」と言っていました。調べてみました。話が長くなるので結論だけお話し、します。(詳細は別の機会に譲ります)
結論:【肉食によって、素晴らしく体や脳を発達させた人類がいたことは間違いない。けれども現生人類のホモサピエンスは雑食だった】

80歳ほどの高齢になっても若い人でも大変なことをやってのける人もいる。百歳超えても現役で頑張っている人もいる。そうした人の食生活を見ていると白米・味噌汁などの他にかなりの肉を食べる。

かつて、沖縄の人が長寿で知られていたが、豚肉をたっぷり食べることで知られていた。

以上のように一般的な話をすると肉食は避けるべきではなくアンチエイジングとしては非常に重要視しなければならない食材と言えます。【 植物性の油やたんぱく質が意外に人体となじみにくく、かなりの負担を強いるようだけれども、肉は同じ動物と云うことで、身体には優しいようです。それで老人にも良いようです。 】

もう一つのポイントは私にとってどうなのかと云うことでした。
肉食を控え、脂身は徹底して避けていました。その方が健康には良いと思っていたからです。

自転車の大怪我で、怪我から復帰するまでの半年間は国産の肉(鶏肉・豚肉・牛肉)をたっぷり食べました。脂もかまわず食べました。が、それで体調が悪くなるような兆候はありません。それで、そのまま肉食を続けることにしました。大正解でした。

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